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摩擦材料

摩擦材とは

動いている物体を静止させるための機能 動制動用ブレーキ(ブレーキライニング)
動き出そうとする物体を静止させるための機能 静止保持用ブレーキ(ブレーキライニング)
動力を伝達したり、遮断したりする機能 クラッチ(クラッチフェーシング)

このような機能が必要な設備、装置に使われるのが摩擦材です。

  • 摩擦材に要求される項目として下記の6点があります。
    1. 適度な摩擦係数がある。
    2. 摩擦係数の変化が少ない(温度、速度、湿度)。
    3. 適度な摩耗性。しかも寿命が長い。
      相手材(金属)が摩耗しないよう摩擦材を摩耗させる必要がある。
    4. 強度(引張り、曲げ、圧縮)がある。
    5. ノイズが出にくい。
    6. 環境を壊さない(有害物質を使用しない)。

ウーブン系摩擦材(トンボ№6100)とモールド系摩擦材(トンボ№6150)の比較

項目 ウーブン系摩擦材 モールド系摩擦材
1 摩擦係数 中摩擦係数 温度による変化大 低~高摩擦係数 温度による変化小
2 摩耗量 大きい 小さい
3 硬さ 柔らかい 柔軟性がある 硬い
4 圧縮強さ 破壊はないが潰れる 高強度だが割れる
5 耐衝撃性 あり(変形はする) なし(割れ、欠けあり)
6 なじみ易さ 易い 難い
7 熱放散性 良好 やや難
8 使用ブレーキ形状 バンド・ドラムブレーキ ディスク・ドラムブレーキ
9 その他 装置の小型化が難しい。
比較的高温でも摩擦係数が確保できる。
装置の小型化が可能。
高温になると摩擦係数が低下する。

ブレーキライニング特性値

項 目  摩擦特性 物理特性
摩擦係数 摩耗率×10-7㎝3/N・m 比重 引張強さ
N/㎝2
圧縮強さ
N/㎝2
温 度(℃) 100 150 200 100 150 200
トンボ№6100-B-G0 0.52 0.52 0.45 0.40 0.50 0.80 1.2 表1 4500
トンボ№6100-A-SC1 0.40 0.35 1.2 表1 4500

 注)上記数値は実測値で規格値ではありません。
特性値の試験方法
1.摩擦特性:JIS D 4411(自動車用ブレーキライニング)による
        押付圧力:1MPa
        摺 速:7m/s
2.比   重:重さと体積の比
3.引張強さ:JIS R 3455(産業機械用ブレーキライニング)による
4.圧縮強さ:20×20×6t を加圧したときの破壊強さ

表1

厚さ トンボ№6100-B-G0 トンボ№6100-A-SC1
6 1400 3900
8 1300 2800
10 1000 2600
12.5 1100 2500
16 800 1700

(タテ方向引張り)