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グラスウール吸音材

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  • グラスウールは、内部に空気胞を多く含み、入射する音のエネルギーを熱に効率よく交換するため、優れた吸音性能があります。
    グラスウールの吸音性能は、密度、厚さ、背後空気層により変化します。
  • 厚さが増すと、吸音率はよくなります。とくに、低周波域での吸音率が著しく上昇します。
    密度が増えると吸音率がよくなります。
    背後空気層を大きくとると低周波域の吸音がよくなります。
  • 最高使用温度250℃
グラフは、グラスウールの密度を変えた場合の吸音率の変化を示したものです。
グラスウールを一定の厚さのままで密度だけを増加させると、吸音率は少しずつ増大します。中心周波数250Hzではその変化は微少で、どの密度でも一様な値ですが、中心周波数500Hz、1,000Hzにおいては、密度による差が顕著に表れます。
グラフは、グラスウールの厚さを変えた場合の吸音率の変化を示したものです。
グラスウールの吸音率は、密度より厚さの変化が大きく影響します。厚さが増すと吸音率は高くなりますが、1,000Hz以下の周波数の範囲で特に顕著に表れます。
グラフは、グラスウールの背後空気層を変えた場合の吸音率の変化を示したものです。
グラスウールを吸音材として施工する際に、材料の背後に空気層を設けることがあります。背後空気層が無い状態から160㎜にすると、空気層が増えるに応じて中低音部の吸音率が増加します。さらに空気層が300㎜になると低音部から高音部まで高い吸音率を得られます。
グラフは、グラスウールの表面仕上げを変えた場合の吸音率の変化を示したものです。
内装材を兼ねた吸音材として、ガラスクロスや寒冷紗など、通気性のある化粧材を貼付したグラスウールを使用することがあります。この場合、グラスウールの吸音率はほとんど影響されません。ただし、接着剤の塗布面が大きくなると、吸音率は変わってきます。同じようにグラスウールの表面をペイントなどで塗布すると、そのペイントの種類や量によっては、吸音率が変わることがあります。

※このページのグラフは、吸音率が1.0を超える場合は、すべて1.0として表示しています。