摩擦材とは
動いている物体を静止させるための機能 | 動制動用ブレーキ(ブレーキライニング) | ||
動き出そうとする物体を静止させるための機能 | 静止保持用ブレーキ(ブレーキライニング) | ||
動力を伝達したり、遮断したりする機能 | クラッチ(クラッチフェーシング) |
このような機能が必要な設備、装置に使われるのが摩擦材です。
№ | 項目 | ウーブン系摩擦材 | モールド系摩擦材 |
---|---|---|---|
1 | 摩擦係数 | 中摩擦係数 温度による変化大 | 低~高摩擦係数 温度による変化小 |
2 | 摩耗量 | 大きい | 小さい |
3 | 硬さ | 柔らかい 柔軟性がある | 硬い |
4 | 圧縮強さ | 破壊はないが潰れる | 高強度だが割れる |
5 | 耐衝撃性 | あり(変形はする) | なし(割れ、欠けあり) |
6 | なじみ易さ | なじみ易い | なじみ難い |
7 | 熱放散性 | 良好 | やや難 |
8 | 使用ブレーキ形状 | バンド・ドラムブレーキ | ディスク・ドラムブレーキ |
9 | その他 | 装置の小型化が難しい。 比較的高温でも摩擦係数が確保できる。 |
装置の小型化が可能。 高温になると摩擦係数が低下する。 |
項 目 | 摩擦特性 | 物理特性 | |||||||
摩擦係数 | 摩耗率×10-7㎝3/N・m | 比重 | 引張強さ N/㎝2 |
圧縮強さ N/㎝2 |
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温 度(℃) | 100 | 150 | 200 | 100 | 150 | 200 | |||
トンボ№6100-B-G0 | 0.52 | 0.52 | 0.45 | 0.40 | 0.50 | 0.80 | 1.2 | 表1 | 4500 |
トンボ№6100-A-SC1 | 0.40 | − | − | 0.35 | − | − | 1.2 | 表1 | 4500 |
注)上記数値は実測値で規格値ではありません。
特性値の試験方法
1.摩擦特性:JIS D 4411(自動車用ブレーキライニング)による
押付圧力:1MPa
摺 速:7m/s
2.比 重:重さと体積の比
3.引張強さ:JIS R 3455(産業機械用ブレーキライニング)による
4.圧縮強さ:20×20×6t を加圧したときの破壊強さ
表1
厚さ | トンボ№6100-B-G0 | トンボ№6100-A-SC1 |
---|---|---|
6 | 1400 | 3900 |
8 | 1300 | 2800 |
10 | 1000 | 2600 |
12.5 | 1100 | 2500 |
16 | 800 | 1700 |
(タテ方向引張り)