グランドパッキン:
グランドパッキン
バルブステム用グランドパッキンの選定
- 用途
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使用されるプラントあるいはバルブの形式を確認し、パッキンに特別な考慮をする必要があるかどうかを検討します。パッキンの色・材質などを考慮する必要があるかどうかを検討します。
- 流体(名称、濃度、pH)
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パッキンの耐薬品性、流体の浸透性、毒性などを考慮します。
- 圧力(MPa)
- 温度(℃)
回転ポンプ軸用グランドパッキンの選定
- 用途
使用されるプラントあるいは機器が何かを確認し、パッキンに特別な配慮をする必要があるかどうかを検討します。パッキンの色、パッキンの材質などを考慮します。
- 流体(名称、濃度、pH)
パッキンの耐薬品性、流体の粘度・潤滑性・スラリー性等を考慮します。
- 温度(℃)
パッキンの耐熱性、流体の潤滑性等を考慮します。
- 圧力(MPa)
パッキンの耐圧性を考慮します。
高圧では硬質の熱伝導の良いパッキンを使用します。
- 摺速(m/sec)
摺速は次の式で計算されます。
V=πDN/60,000
V:摺速 m/s
D:軸径mm
N:回転数 rpm(回転毎分)
- PV 値
PV 値は圧力と摺速とを乗じたもので、単位は MPa・m/s で表しています。
パッキンの潤滑性等を考慮します。
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pH(ペーハー)について
水素イオン指数。
pH7が中性
pH7より大がアルカリ性。(~pH14)
pH7より小が酸性(~pH0)
グランドパッキンの切断
- “パッキン”を加工する場合は、良く切れる工具を使用し、パッキン1リング当たりの長さを下記長さに切断してください。
パッキン長さ
=π/2(軸径+スタフィングボックス内径)×1.03~1.05
=1.62~1.65×(軸径+スタフィングボックス内径)
- “パッキン”の切り口の両端は、必ず全面が突き合わされるようにしてください。
- 切り口は、ストレートカットまたはバイアスカットにしてください。どちらのカットにしてもよいのですが、大切なのは突き合わせても隙間ができないことです。
グランドパッキンが太い場合
- パッキンが太くスタフィングボックスに挿入出来ない場合、スタフィングボックスの幅よりも少し小さくなるように丸棒などでロール掛けすると挿入しやすくなります。
グランドパッキンの挿入
- 切口は重ならないように、90°または120°ずつずらして挿入してください。
グランドパッキン