ガスケット:
液状ガスケット
- スリーボンド№1100、1200シリーズ
- 機械の接合面に塗布し、組み付けるだけで接合面からの漏れを防止します。
- 接合面の温度、振動、圧力、接触流体、クリアランス、作業条件などによって、最も適切なものを選択できるよう20種類余りのタイプがあります。
- 主な用途:機械の接合面のシール
- 容量:種類によって容量が異なります。次ページ以降の表をご参照下さい。
- 1個単位での販売です。
①液状ガスケットの特長
- 単体・少量でシール効果を発揮するため、ガスケット材料費を削減できます。
- フランジ面とのなじみが良く、比較的低い締め付け面圧でも効果があり、増し締め不要。作業性が良好です。
- 固形ガスケットに比べ、材質選定や厚み計算など事前の検討項目を減らせるため、設計時間の短縮となります。
- どのような形状、寸法のフランジにも使用可能なため、在庫管理の合理化につながります。
②使用時の注意点
- シールする媒体に適したタイプの液状ガスケットを選定・使用する必要があります。
- 非常に大きなクリアランスを持つフランジには不適です。
- 塗布するフランジの表面状態(油・水分やゴミ付着の有無等)によって耐圧性が変化します。
- 無溶剤タイプ反応型では、液体から固体に変わるまでに時間がかかるため、時間の管理が必要となります。
- 接着性タイプ(スリーボンド№1102)はその性質上、取り外すのが困難となります。取り外す際にはガスケットリムーバー スプレータイプをご使用ください。
③液状ガスケットのさまざまなタイプ
有機溶剤タイプ |
非反応型 |
変性アルキッド系 |
№1102 |
繊維素エステル系 |
№1103B |
合成ゴム系 |
№1105、1184 |
無溶剤タイプ |
非反応型 |
フェノール系 |
№1101 |
変性エステル系 |
№1121 |
反応型 |
シリコーン系 |
№1211、1212、1215(脱オキシム型)
№1207B、1207C、1207D、1209(脱アセトン型) |
アクリル系 |
水性タイプ |
非反応型 |
水性アクリル系 |
④シリコーン系液状ガスケット 硬化機構による特長の違い
硬化機構 |
特長 |
脱オキシム型 |
ほぼ無臭、各種材料との接着良好 |
№1211、1212、1215 |
脱アセトン型 |
無臭、速硬化。保存性・作業性・密封耐熱性良好 |
№1207B、1207C、1207D、1209 |
脱アルコール型 |
無臭、腐食性なし |
基本的に一液型で、チューブやカートリッジから押し出すだけで空気中の水分によって硬化します。
加熱や加圧などの特別な操作が必要ありません。
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